AXL<
http://www.axl-soft.jp/main.htm>
先日購入紹介をした百花繚乱エリクシルですが、
ひとまず1キャラクリアできましたので、
感想なんぞをひとつ。
ちなみにクリアしたキャラはバジル(銀髪ジト目の娘)です。
■ストーリー
・設定
部隊設定的には中世ヨーロッパ的なイメージです。
ファンタジー要素は、前面には出てきませんが、
ストーリーの一部として盛り込まれています。
主人公は貴族階級の不正を暴くようなことを生業とした
エリートタイプですが、Int極振りタイプの糞真面目君なので、
腕っ節は弱いキャラです。体を張って女の子たちを
守るようなタイプではありません。
・構成
糞真面目が災いして辺境に飛ばされた主人公は、
赴任先の経済状況が悪いため、まず基盤づくりにと、
村おこしを画策します。専門的なレベルではありませんが、
進行上、経済や政治を意識させるような展開になり、
学園ものやガチファンタジーとは異なるストーリーです。
大きな流れとして、村おこしを終えた所で
各キャラへルート分岐するようになっています。
村おこしパートで感情移入を誘ってから
各ヒロインにスポットを当てていくという流れなので、
非常に分かりやすいストーリー構成をしてると思います。
・ボリューム
1人をプレイした限りで話をすることになりますが、
攻略ヒロインが5人なので、それを加味すると、
程よいボリュームかと思います。長すぎてダルくなるような事は
ありませんでした。
・気になるところ
やはり若干、シラけてしまう設定やイベントがあります。
冷静に突っ込みを心の中で入れてしまって、ストーリーが
素直に楽しめないような感じです。
そうはいっても、1キャラクリアした時点で、
片手に収まっていますんで、そう頻繁に気になるほどではありません。
■キャラクター
・絵柄
まぁ、好みがあるんで、なんとも言えませんが、
実は私、あまりこの絵柄は好みじゃなかったりします。
見れば分かることですが、この絵柄って若干クセがある気がします。
具体的に「こう」って表現できるほどのクセではないので、
慣れてしまえば、良い意味でクセになるかもしれません。
・キャスト
男性キャラやMobキャラにもキャストが当たっているタイプです。
フロストという男性キャラクターのキャスト以外は
特に気になりませんでした。
強いて言えば、ヒロインのアンドロメダのキャストについては、
キャラクター設定上、戦闘シーンがあるため、声を張るんですが、
末尾が下る発音をするので、個人的には勢いに欠けるかな、
と思わなくもありません。
フロストのキャストが気になるのは、中の人をラジオ等で
結構良く知ってしまっているのもありますが、
立ち絵とのミスマッチが否めません。
キャラクター性は合っているんですけどね。
・設定
時代背景的に、ちょっと悲しみを誘う過去を持つキャラクターが
多いようです。また、主人公が職持ちなのもあってか、
全体的に比較的大人なキャラクター設定に仕上がっているように思います。
ヒロインの中で行けば、例外的にジャスミンのみ、
比較的幼いキャラクターをしています。
ちなみに、この作品には珍しく胸の小さい娘は居ません。
■18禁要素
・エロさ
未クリアのキャラクターはわからないので、なんとも言えませんが、
おそらく基本的に普通のプレイが主と思われます。
・ボリューム
クリア後のシーン数を見たところ、
各キャラ3~6シーン程度のようです。
エロメインの作品と比べれば該当シーンの
テキスト量は少なめのように思いますが、
あまり長くてもグダるんで、1シーンの量としては
丁度よいかと思います。
ちなみに、バジルが一番エロシーン多いみたいです。
・イベント画像
立ち絵と比較すると、キャラクターの特徴が描き分けきれてない感を受けます。
線や塗りのクオリティについては良くも悪くも一般的なレベルです。
・キャスト
こればかりは1キャラしかクリアしてないので、
バジルに限った話になりますが、まぁ、違和感は無い感じでした。
そもそもこのキャラのキャストに引かれて買ってるトコあるので、
評価は甘めかもしれません。
■システム
無駄にマウスジェスチャーとか使えるみたいです。
セーブスロット数は不満なくクリアまで漕ぎ着けられると思います。
たぶん全選択肢でセーブしても空きがあると思います。
オートモードも特に不都合はないように思います。
回想機能も一般的でした。