まず、スチロール材と、図面を用意しましょう。
東急ハンズにはブロック材で販売されているスチロールがありますが、
田舎では手に入りにくいので、ホームセンターの板材を張り合わせて使えます。
お金に余裕があるならスチロールではなく、スタイロを使うと作業しやすいです。
設計図は作成したいサイズで作成、印刷してください。
「まえがき」に記載したアドレスのページにお手本の設計図があります。
こちらを使うのが無難かと思いますが、プロポーションがどうしても
違うのでしたら自作するのもアリです。ただ、この設計図が自立するかどうか?
を決める重要なモノとなりますので、自信がある方のみの挑戦をお奨めします。
こんな感じで荒くていいので、それぞれのパーツを切り出していきます。
小さい人形なら、切れ味のいいナイフか、スチロールカッターでもいいのですが、
どちらにしても屑がすごいので、熱線式スチロールカッターをお奨めします。
この部分で作りこめば、その分後の作業が楽になりますが、あまり根を詰めすぎると
完成しなくなってしまうので、ざっくり行きましょう。まだ修正はいくらでも利く段階です。
だいたいのサイズのブロック材にして、図面を当てて、三面図を写します。
そして、それぞれの面にそって一回切り出し、角を落としていけば、ある程度形になります。
私は随分荒く作りましたので、こんな感じですが、もっと丁寧に作る方もいます。
ナイフで作業される場合は最後にヤスリで整えると良いそうです。
スチロールカッターだと表面が綺麗に切れてますので、
わざわざヤスリでごみを出す必要はないと思います。
あとで粘土を盛り、大きくなる事を見込んで切り出していきましょう。
大きいよりは小さい方が修正が利きます。が、小さすぎると粘土が無駄になるジレンマ。
腕もこんな感じで作業していきましょう。
私の人形のサイズは全長100cmを目指しているので、大きい部類に入ります。
通常はボークスのサイズを真似て60cmを製作される方が多いです。
利点として、ボークス向けに作られた製品がそのまま流用できたりと強いです。
だいたいこんな感じで切り出し終えました。
随分荒いですねぇ、でもなんとなく形が見えてればOKだと思います。
手足の先は作らなくてもOKですが、足の先だけはある程度芯があるといいです。