人間生きていれば辛い事があるのは当たり前のようです。
私はやりたい事だけして、好き勝手に生きて行きたいのですが、
どうやら無理なようですね。

ピーチピットがローゼンメイデン劇中で、真紅に語らせていましたが、
「生きるって、戦うって事でしょう？」
なんて、その通りだと思います。生きるとは、なんと面倒な事でしょう。

戦うだなんて、大それた事だったらソレはそれで物語的で
面白いんですが、実際の人生における戦いというのは、
妥協と諦めの連続に納得しなければならない苦行では無いでしょうか？

具体的な話をすると、今現在私は仕事が面倒だ面倒だと嘆きます。
しかし、ソレが当たり前の事であり、生きていくには仕方ないんだ。
世の中には、その日のご飯にも有り付けず、娯楽どころの騒ぎでない
生活を強いられている人も沢山居るんだ。

こう考えれば自分はなんて幸せな人生を歩んでいるんだろう。

コレです。
この考え方の方向転換こそが妥協や諦めへの納得であり、
人生における試練の乗り越え方だと思います。

全ての試練は自分よりも下を見て、現状を当たり前の事、
むしろ幸せなのだ。と妥協させる事で乗り切るのが、
一番スマートな方法でしょう。

たとえ最初は意識的にそう思うよう自分を仕向けていたとしても、
それが数年続けば、「嘘から出た真」というヤツです。

ただ、ソレに納得するのは私からしてみれば、仏の道の悟りに
匹敵するがごとき神業であって、とても自分の身の出来事を
そういう捕らえ方に転換する事ができません。

なぜならソレは、諦めであり、妥協であるからです。
その道へ流されてしまえば楽なのは理解しています。
ただ、そう易々と流されてしまうのは悔しいじゃないですか。

貴方は焼けた鉄板の上を歩かされて、炎の中を歩くよりはマシだと思って、
その道を歩み続けますか？私だったら普通の地面を探すか、
冷たい小川を下るような道を歩きたいと願い、探すと思います。
そういう努力を忘れたくない。

だから延々と愚痴り続けるとします。
そして常に楽になれる方法を探します。

「生きていて楽しいですか？幸せですか？」
と聞いて、「はい！」と笑顔で即答するヤツが居たら
殺したいほどムカツキますが、そうでない人間に
生きている理由があるとしたら……。

ソレは、
つまらない人生に「幸せ」や「楽しさ」を捜し求めて生きているに過ぎない。
と、そう思った午後のかったるい仕事現場でしたとさ。