進学に当たっての新居探しで新宿に来ています。
今日一日で、学生マンションを主に扱う学生向け不動産、
そして一般の賃貸も扱う店舗を回ってみました。
・学生向け
これは具体名を挙げると749(ナジック)という学生専門の
不動産業者(?)です。学生専門という事もあり、紹介している物件は
学校紹介などがあったり、セキュリティがしっかりしていたり、
建屋が綺麗だったりと、物件自体には文句の無い所が多かったです。
実際物件見学まで話が進んで見てきた所は駅から徒歩10分以内で、
近場のスーパーや病院、郵便局といったものに何の問題も無い物件です。
場所は「花小金井」電子で言うと学生寮がある場所です。
正直言えば電子の寮は結構ぼった食ってる感があるので、
一度見学に行って「これはないわ」と思っていました。
それと比較すれば、中身も綺麗だし、駅も近いし、周辺状況も申し分無いので、
全体的にOK。
しかし、管理費や、諸経費を考えると二年で総計を出して月割すると、約8万円。
ここから電気代と食費を引くと、収入でギリギリ暮らせるかどうか?というライン。
おそらく授業料はすべてローン、もしくは奨学金に頼る事になります。
・一般物件の小ネタ
こちらはまず最初に花小金井にある地元の不動産屋に話を聞きに行きました。
「不動産屋」というのに大して良いイメージを持っていなかったので、
張り紙にある3万という物件のボロさ具合だけ聞きだそうと思っての入店。
すると対応してくれた店員は思った以上に明るい青年で、ぜんぜん怪しい感じはありませんでした。
その方はこちらに今契約する意思が無い事を伝えた後も、いろいろと相談に乗ってくれまして、
いろいろな情報を得る事ができました。
1、一般物件の1ルーム賃貸は動きが凄い
これは聞きしに勝る実態を聞かされました。
ピークは2,3月で、この時期になると100件ほどの
物件がその店舗だけでも新たに持ち上がってくるようです。
やはり1ルームは学生を始め、この時期に動く事が多く、
聞いた一例では3件回った見学で、一見目がいいなぁ。
という話を客がして聞いてみたら、その時点で既に
ほかの客がその物件を押さえてしまった。なんて酷い話が・・・。
2、話を持ってくるなら、その日に契約を済ませる勢いが必要。
これは自分としては意外でして、こういう話はじっくりしっかり話し込んで
決めていくモノかと思っていたのですが、良い条件の部屋がほしいのなら、
住民票だの印鑑証明だのという必要資料はすべて用意した上で、
何日から入居したいという意思を明確にする事が必要だそうです。
それと言うのも、大家というものはとにかく金が入ってくればいい。
という頭でいるため、顧客がそれだけ今すぐにでも入居したいという意思がある場合、
仲介業者が強気に話しを持ちかけ、値引き交渉などに有利に働くとの事。
大家からしてみれば、一ヶ月あけば空いた分の収入はなくなるし、
一ヶ月考えたいから、なんて話をされるくらいなら他の人が入ってくるんだから、
そんなのは相手にしない。という考えだと聞きました。
3、値段
学生が探す1Lでの顧客希望相場はやはり3~5が最も多く、最も物件が動く
帯域だそうです。遠方から来る人はその時点での契約が必要だったり、
専門学生は金があるケースが多いらしく、入学も早期決定なので、フットワークよく
部屋を押さえていくためカナリ競り合うとの事。
4、その安さぶりの怪しさは如何?
ぶっちゃけた話をしてみましたが、やはり基本は綺麗に使う事を心がければ、
格安物件だからってテレビで見る「ええええ!?」みたいな事は無いそうです。
もちろん自分でつけた傷等は請求がきますが、退出時にオーナーが立会いで
見積もりをするそうなので、その際にガキだけだとなめられるから親をつけるとか、
怖ければ専門家をつければ怖がる心配は無いとの事。
あとは入居時に写真をとっておき、実に覚えない請求が来た場合の
盾にすると良いらしいです。
・一般物件
サイトで見る物件というのは、やはり5万が相場です。
これには裏事情がありまして、法で入居不可能になった物件を一週間以上
掲載した場合は反則金が発生するのだそうです。
それ故に、最も競り合う3~5の物件を掲載すると手間が発生してしまうため、
掲載されてこないのだと思います。(これは私の単なる想像ですが。)
実は思った以上に東京にも安い物件がありまして、
学生マンションと比較すればかなり安くなります。
学生マンションがいくら綺麗と言っても、5万~であり、たとえば749なら
諸費用が基本25万~って感じでした。
あの手は管理費や礼金が高くなってるんで、実質一般物件と比較して
メリットは無いようです。しいて言うなら建屋の綺麗さ、安全さ、そして
学生向けということで空くタイミングがいいという事。
これに対して一般物件の強みというのは、さまざまな物件があるので、
条件に対応して選択肢がたくさんあるのがまず1つ。
学生マンションと比較すれば5倍は気になる物件が出てきます。
そして3万~で話をし始めても結構出てくるのが何よりの強みでしょう。
もちろん洗濯機置き場が無い、トイレシャワーが無い、いまどき和室、
立地条件が悪い、等のデメリットが発生してきますが、それは個人の趣味と
生活スタイルの問題で妥協できる点を妥協すればいくらでも安くできるのです。
聞いた中ではトイレも風呂も洗濯機置き場も何も無いけど、2万代が出てきましたからね。
それほど新宿からは遠くなかったです。
私が案内してもらった物件は、新宿からチャリで10分くらいで通えちゃうとこでして、
西部新宿駅のどっかの駅が徒歩たった2分。ただ近いだけあって5万ちょいと3万からすると高いです。
が、この場合チャリで通えるので定期代が大幅に浮きます。それを考えれば実質4万代で、
近場とするならこれは凄い事です。
内装も決して綺麗じゃなかったですが、塗装や材質が変色して腐ってるとか、
概観が今にも崩れそうな、とかそこまでのレベルじゃないんで、安心して住めます。
もうひとつは新宿まで乗車時間で20分ちょいと、やや離れますが、38000円という物件。
3万代なんて相当ボロいんだろうなぁ、と思ったらびっくり、フローリングのロフト付きで、
さらに小さいながらに天窓があり、天井が高く、電気コンロの下に小型冷蔵がついている。
さらにさらに、建屋の下部にガレージのようなスペースがあり、そこへバイクを止めても
いいんじゃないか?なんて話まで出てきたもんだからさぁ、大変。
なんか騙された気がしますが、後者をもう契約しちゃいました。
近くで族が暴れまわるとか、横の引きこもりNEETが毎日萌曲を音漏れさせながら暮らしてるとか、
人が死んだとか、そういうの全然気にしない。
・不動産屋へのイメージ
田舎モノ的には、ものすごく黒い印象があったんですが、ほんと全然そんな事はなかったです。
今回利用したのはヘヤギメという仲介業者でしたが、来店するとドリンクメニューが出されて
好きなジュース飲めるとか、店内が妙にかっこつけてる感じとかして、激しく今風。
最初に話を聞いたところの方は、とても爽やか青年な感じで気持ちよく話しができましたし、
ヘヤギメの方の方も、みょーにインテリぶってるトコがあって気になりましたけど、
仕事自体にプライドを持ってる感じだったんで、やることはしっかりやってくれます。
そういった点で頼もしかったんで、しっかりお話する事ができた。
これは空気を知らないと伝わりにくいと思いますが、どうもインテリぶった連中が
部屋探しを休日の趣味みたいな感じでやってる客がいるようです。
そういった客を相手にしなければならない為の、サービス向上なのかもしれない。
(これも私の想像でしかないので鵜呑みしないように。)
ちょっと関心したので、今回の契約の流れというか、連中のやり口をご紹介しましょう。
他社がどういうやり方してるか知りませんが、今回私が利用したトコの例です。
1、アンケート用紙記入。
2、上記を元に話を広げる。
3、話し込みながら、現在空いてる物件に電話をしながら、最新の情報を入手。(FAXぽい)
4、取り寄せた資料を見せながら説明。
5、気になったモノをピックアップし、簡単な契約の流れや見積もり、物件の詳細の話をする。
6、実際に物件の見学へ行きます。(ヘヤギメは車出してくれた。749は自分で電車。)
7、回った物件でどれにするかまで話を持っていく。
8、入居意思がある事を前提で契約交渉(家賃発生延滞、敷金、礼金の値引き交渉等)
9、契約書作成
こうして書いてみると、悪徳商法につかまった気がしますが、
最初に聞いた物件の動きっぷりを聞くとここまでやらなければ無理なのも
納得はできませんが、わからなくはありませんよね・・・?
書いてて不安になってきたぜー、私は騙されたのかー?
とりあえず明日は学生寮の見学です。もう意味ないけどさ。
1. 無題
直接上に交渉できないだけ中でどれだけ取られてるのか怖いわ。
いっそヤクザ風でいったらやすくしてくれるんじゃね?