道具はこんな感じで揃ってればOKです。
ナイフは100円のカッターでも良いですが、ある程度良いモノをお勧めします。
お金に余裕があればOLFAの歯が交換できるナイフと替刃を1ケース。
まず前編で作成したイメージの印刷物の裏面に、スプレーのりをふきつけます。
後で剥がすので、剥離可能なタイプのスプレーのりが一番です。
間違っても普通の工作のりでは代用しようとしないでください、相当薄めて薄く塗るとか
工夫すればいいかもしれませんが、大人しくスプレーのり買う事をお奨めします。高いですけど。
貼り付けた後は、切り抜いていきます。
自分で白いトコを抜くのか、黒いトコを抜くのか決めてください。
ある程度ケースバイケースでアドリブ利かせてもいいですが、たいていは
イメージのモノクロどおりにやれば、無難に行きます。
小さい部分の内側から刃を入れ、切り抜いた所からその都度はがしていったほうがいいです。
あと、なるべくカッティングシートの台紙は切り抜かないようにすると、後で楽です。
一通り切り終えたら、張られている残った原画イメージを剥ぎ取ります。
この際スプレーのりが厚くつき過ぎていると、上手くはげず、のりが残ったりするので、
スプレーのりは薄く撒きましょう。
カッティングシートが貼れる状態までこぎつけたら、今度はリタックシートというモノを張ります。
コレを張って、切り抜いたシートをこの面に写し、対象物に貼る事ができます。
リタックシートという商品名でもありますが、カッティングシートをそのまま代用する事もできます。
こんな感じで片側から少しずつ張り合わせていってください。
そして完成したシートの裏側をガムテープでベタベタにします。
こうすることで、台紙を切り抜いてしまった部分があっても、リタックを剥ぐ時に楽になります。
仕上げにリタック側から力強くこすり付けてください。ティッシュやタオルでこするのが良いです。
こうしないと、リタックにシートが上手く転写できません。
貼る時はリタック側をすこしずつ、リタック側に全てのシートが転写されている事を
確認しながらはがしてください。綺麗にリタック側に完成した切り抜いたシートが転写されたら、
リタックを貼りたい部分に貼り、また押さえつけてください。
実際に貼る際は相当念入りに押さえつける事が重要です。
加えて貼る面は綺麗にしてある事も重要です。
さもないと数日してから簡単に剥がれてしまいます。
屋外使用であれば、念入りに行いましょう。
念入りに押さえつけた後は、リタックをすこしずつはがしていきます。
今度はシートが対象物に全て転写されたかを確認しながら慎重に剥がします。
後は定着するのを待つのみです。
完全に定着するには一日以上かかると思ってください。
しっかり押さえてあれば、リタックをはがした時点で実用ですが、ムリは禁物です。
もし、シートをはがす事がある場合はお湯をかけたり、ドライヤーで暖めたりしながら剥げば、
ある程度は剥ぎやすくなります。