WESTVISION
宿り蟲~僕が触手で触手が僕で
苛められっ子の主人公があるきっかけで手に入れた力(触手)で相手の女の子を犯す。
というストーリーのエロゲです。アキハバラ発プラティア放送局の宣伝と触手物って事で
プレイしてみました。
ゲーム
ゲーム内の終日期限が設けられており、ソレまでにゲージを溜める。
ゲージを溜めるには溜める目安になるパラメーターがあり、これは選択肢で
上昇度合いが変化する。このパラメーターが高ければ高いほど、ゲージの溜まりの効率が良い。
というゲーム性を含んでいるため、選択肢にストーリー以外の理由がある辺りは
ゲームとして納得できる楽しみがあるし、エンディングを狙う感覚もさほど抵抗なく
二週目を始められると思う。
何より、私が普通にプレイした限りでは、見事バッドエンドだっため、
おそらくは最低二週は楽しめると思う。ただ、攻略キャラクターは2名であり、
かつ、キャラクターやシチュエーションの趣味が分かれそうな気がするので、
片方で満足しかねない懸念もある。
ストーリー
苛められっ子の主人公という事で、ヘタレ野郎かよ。と思うかもしれないが、
選択肢次第ではそれほどヘタレでもないし、本質的に主人公は絵に描いたような
苛められっ子ではない。(そういう描写も各所あるにはあったが・・・。)
流れとしては、攻略キャラクターの心のうちが次第に明らかになるという感じ。
以外にも主人公の苛めには、単純明快な薄っぺらいモノではなかった事を
自然と認識させる描写には関心した。ただ、SSの少女の心情に関しては、
私的にちょっとチープかな?とも思ったがいいだろう。
キャラクター
攻略キャラクターは2名、声優が当てられているのはサポートキャラの悪魔っ子含み
計3名である。ちなみに悪魔っ子にもアレなシーンはちゃんと用意されている。
苛めっ子リーダーのツンデレ
最初の認識としてはいまいちな感じであったが、主人公を苛めていた理由がわかると、
一気に認識を改めさせられるキャラクターである。
主人公の幼馴染ながら苛めを黙認している勝気な子
SSの目が大好きなので、幼馴染という納得しかねるシチュエーションを無視して
好きになったキャラクター。苛め黙認の理由は私的にチープさを感じたが、
まぁ、ソレは一般常識論なので、仕方ない。
アレなシーンや、アレが終わったシーン、アレ目前のシーンなんかで、
以外と軽いノリで主人公を相手にする場面があった辺り、中々根性の座った子である。
この子が居なければ私はこのゲームを一日で投げ出した事だろう。
サポートキャラのロリロリ悪魔っ子
特筆するほどのシーンがあった訳でもないが、ラストのあっさりキメっぷりは
流石という感じ。あっこまでサクっとやられるのは意外だっただけに関心した。
エロ
触手物なので、エロさはあるが、どうにも漲りきらない。
アレだけの事をされておきながらも、悲鳴めいた喘ぎが無いのが残念である。
この当たりは趣味の問題ですかね。私としては魔法少女マナ当たりの
声優陣の方々の狂いっぷりが好きなので、もうちょっと頑張って欲しい。
グラフィック
同人レベル。とは言わないが、あまりプロらしい絵でないのが賛否両論だと思う。
立ち絵は結構私好みなのだが、肝心のアレなシーンの一枚絵が、どうにも
「ん~。」な感じがしてしまう。漲り切らない声優のアレなシーンの声もあって、
どうにも「う~ん」である。決して悪くはないので誤解しないで欲しい。
ただ、良くは無い、・・・かな?
声優
上記で散々言ってしまったが、ツンデレ苛めっ子の方はそれ程酷くは無い。
ただ、できればもっとアレなシーンでは叫びきって欲しかった。
問題は幼馴染の方である。正直なところ、最初聞いた時はゲームを
終了させたくなるようなレベルである。好みの問題もあるかもしれないが、
このキャラだからこそギリギリ許せるその声は正直どうかと思う。
が、その「イマイチ」っぷりがゲームが進むにつれて、好きな声に
変わるのだから愛着というモノは恐ろしい。単純に私の趣味が
この子を好きになるタイプだったからかもしれないが、
そんな感じ。
全体的に「おっ!?」って感じではないが、後でじわじわ来るかも?
そんな程でもないか。
総評
言うなれば65点ってトコ。