ツーリングの話なのだが、あまりにもしんどかったため、写真など撮る余裕もなかった。

とにかく雨続きで、何度もカッパを着たり脱いだりして過ごしたのだが、
何が凄かったって霧がすごかった。私のような長距離ツーリング、
もっぱら移動だけしているようなタイプにつき物なのが峠だ。

標高が上がって気温が下がるのは当たり前だが、今回のように天候が悪く、
雨雲が低くなっている場合はさらにやっかいである。
下がった雨雲が霧になり、峠道を覆ってしまうのだ。

カッパを着るにも微妙なため、着ていない状態で突入した場合は
服が湿ってしまい、風を受けるので、どんどん体温が下がっていく。

今回は時期的に非常に誤算を招いた事もあり、このダメージが非常に大きかった。
先週の間は９月に入ったというのに、まだまだ暑く、今回のツーリングも、
出先で汗だくになったまま人前に出るのはイカンだろう。
と思い、どうせ暑いのならと、シャツも着ずに半そで一枚で出てしまったのだ。

そしたら、休日に入ってから気温が下がる下がる、天気悪い悪い、
雨が降る振る、最後のトドメに霧の中。

一番ひどかったのは、帰りの２９９号線であった。
行きは都心部までナビに頼らず、普段の１９→２０号を使って行ったのだが、
帰りは出発地点からそのままナビに案内を任せてしまったのが失敗だった。

２９９号は国道ではあるが、とんでもない峠道であり、なおかつ長いのだ。
しかも今回の天候のおかげで、何度も霧に襲われた、夜だったこともあり、
余計濃く見えたのかもしれないが、もう路面状況が確認できない程の濃霧だった。

距離からすれば２９９のが近いかもしれないが、コースが悪すぎるため、
私のようなチキンライダーは３０ｋでコーナーを曲がり続ける事もあったため、
結果的に１ｈ～２ｈは１９～２０ラインに比べて余分な時間をかけた気がする。

今後はナビの案内は一度確認した上で進行しよう……。